
書類仕事って本当に多くて大変…転職前にどれくらいの量か確認するにはどうしたらいい?

書類業務の量を事前に把握するには、面接や園見学で「一日の業務の流れ」や「書類作成に使っているツール」「業務時間内に書けるかどうか」などを具体的に質問するのが効果的です。
書類仕事が重荷になることも
保育士の業務の中でも、意外と時間と労力がかかるのが書類の仕事です。
連絡帳や週案・月案、児童票、記録など、子どもたちへの関わりを支える大切な業務でありながら、業務時間外に書かざるを得ないケースも少なくありません。
「子どもと向き合いたいのに、書類に追われている…」そんなもどかしさを感じている保育士さんも多いはずです。
だからこそ、転職時に書類業務のボリュームややり方をしっかり確認することは、後悔しない職場選びの重要なポイントです。
面接での質問は具体的に
面接時には、「書類の作成はどの時間帯に行っていますか?」「勤務時間内で終わりますか?」といった質問をしてみましょう。
また、「週案・月案のフォーマットは園独自のものですか?」「ICTは導入されていますか?」と聞くと、業務効率化の取り組みも見えてきます。
「職員同士で書類作成の分担はしていますか?」と尋ねることで、チームで支え合う体制があるかも分かります。
曖昧な返答や「忙しい時期は多少あります」程度の答えだけの場合は、負担が重い可能性もあります。
園見学で現場の雰囲気を観察
園見学が可能な場合は、保育室の様子や職員の様子をよく見てみましょう。
パソコンやタブレットを使って作業している姿があるか、職員が忙しそうにバタバタしていないかといった点から、業務の負担感が見えてきます。
また、「この時間帯は書類作成にあてています」といった説明がある園では、業務時間内での対応を意識していることが分かります。
書類が机に山積みになっているような状態であれば、改善が行き届いていない可能性も考えられます。
書類仕事も「働きやすさ」の大事な指標
書類業務の負担が軽い職場では、子どもとの関わりや職員同士のコミュニケーションにも余裕が生まれます。
「保育そのものに集中できる」「持ち帰り仕事がない」といった環境は、長く安心して働けるポイントになります。
転職の際には、「給与」や「人間関係」だけでなく、「業務の効率化」や「時間の使い方」にも注目してみましょう。
自分の大切にしたい働き方に合った職場を選ぶことで、保育の楽しさをもっと感じられる毎日が待っています。