「サービス残業」が当たり前な園はどう避ける?

労働時間・業務負担

残業代が出ないのって普通?
サービス残業が多い保育園を見分けるにはどうすればいい?

「残業代の明記がない」「業務時間外の会議が多い」「持ち帰り仕事を当然とする雰囲気」などが特徴です。求人票や面接時の質問で働き方の実態を確認することが、サービス残業の多い園を避けるポイントになります。

サービス残業が当たり前な職場に悩む保育士は多い

「残業は当たり前」「記録は勤務時間外に」——そんな風潮がある園で働く保育士さんの中には、疲れや不満を抱えている人も多くいます。
保育の仕事は本来、子どもの育ちに向き合う尊い仕事であるはずが、過剰な業務やサービス残業によって、やりがいを感じづらくなってしまうことも。
残業が常態化している園では、心身のバランスを崩す前に転職を考える人も少なくありません。
だからこそ、「残業代が適切に支払われるか」「時間内に業務が終わる環境かどうか」は、職場選びの重要な判断基準になります。

サービス残業が多い園の特徴とは

求人票に「残業あり」と記載があるにもかかわらず、残業代の明記がない園は要注意です。
また、「月○時間程度の残業あり」という表記があるのに、実際はそれ以上働かされるというケースもあります。
業務時間外の職員会議や研修が頻繁にある園や、「持ち帰り作業が暗黙の了解」となっている職場では、サービス残業が常態化しやすい傾向があります。
さらに、「やる気がある人ほど任される」という空気のある園では、頑張る人ほど損をしやすい構造になっている場合もあります。

求人選び・面接時に確認すべきポイント

まずは、求人票で「残業代の支給」「時間外手当の有無」をしっかり確認しましょう。「固定残業代に含む」という表現には注意が必要です。
また、面接では「残業はどのくらいありますか?」「勤務時間外の研修や会議はありますか?」といった質問を率直にしてみましょう。
「残業はありますが、できるだけ業務時間内に終わらせる工夫をしています」といった回答がある園は、改善意識があると判断できます。
実際の職員の様子や、職場の雰囲気から「余裕がありそうか」を見極めることも大切です。

無理のない働き方ができる園を選ぶために

サービス残業が多い園を避けるためには、自分の「働き方の理想像」を明確にすることが第一歩です。
「勤務時間はきちんと守りたい」「仕事とプライベートのバランスを大切にしたい」——そんな思いを持つのは、決して甘えではありません。
正しい情報をもとに、園の実態を見極めて選べば、心にも体にも負担の少ない職場を見つけることができます。
安心して長く働ける環境を選ぶことが、保育士としてやりがいを持ち続けるための土台になります。

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