仕事も大事だけど、プライベートも大切にしたい…保育士がワークライフバランスを保てる園ってどう選べばいい？
勤務時間の管理がしっかりされている、持ち帰り仕事が少ない、希望休が取りやすいなどがポイントです。園の方針や働き方の柔軟さを見極めることで、無理なく長く働ける職場が見つかります。
保育士の「働きすぎ」問題と向き合う
保育士は子どもと関わるやりがいのある仕事ですが、行事準備や書類業務に追われ、気づけば残業や持ち帰り仕事が当たり前になっている…という現実もあります。
特に若手のうちは「断りづらい」「任されすぎる」といった状況で、ワークライフバランスを崩してしまうことも少なくありません。
ですが最近では、働き方改革の影響もあり、「保育士の働きやすさ」を重視する園が増えてきました。
プライベートも大切にしながら長く続けられる職場を見つけることは、今後のキャリアを考えるうえでもとても大切です。
ワークライフバランスを保てる園の特徴
まず注目したいのは、勤務時間の管理がしっかりされているかどうかです。タイムカード管理やICT導入で残業を防いでいる園は、時間意識が高い傾向があります。
また、書類作成や行事準備の分担が明確で、持ち帰り仕事がない（または禁止されている）園は、保育士の負担を配慮している証拠です。
希望休が取りやすく、シフトの柔軟性がある園も、子育てや趣味などプライベートとの両立をしやすい環境です。
園長や主任が職員の声に耳を傾け、無理のない働き方を推進しているかどうかも、大きな判断材料になります。
働きやすい園は人によって違う
「早く帰れる」「休みが取りやすい」だけでなく、「自分が安心して働ける」と感じるかどうかが何より大切です。
たとえば、行事が少ない園や、パートや時短勤務に対応している園は、子育て中の保育士さんにとって大きな魅力です。
一方で、ある程度仕事に集中したい方には、業務分担が明確で集中できる時間がある園の方が向いているかもしれません。
ワークライフバランスの理想は人それぞれ。自分の生活や価値観に合った働き方を叶えてくれる職場を見つけることが何より大切です。
自分らしく働ける園を見つけるために
ワークライフバランスを保てる園を見極めるには、求人票だけでなく、園見学や面接で具体的な働き方を質問してみることが効果的です。
「持ち帰り仕事はありますか？」「休憩時間はきちんと取れますか？」といった質問も、相手の対応から園の方針を読み取る手がかりになります。
また、実際に働いている保育士さんの表情や雰囲気から、日々の余裕や職場の空気感を感じ取れることもあります。
自分にとって「無理なく続けられる職場」を選ぶことが、保育の仕事を楽しみ、長く続けるための一番の近道です。