無資格者より給料が安いってありえる?

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保育士なのに無資格者より給料が安いってこと、ありえるの?

基本的には資格手当がつくため保育士の方が高くなりますが、経験年数や雇用形態によっては無資格フルタイムの方が時給換算で高いケースもあります。
不安な場合は条件をしっかり確認し、人材紹介サービスなどで交渉するのがおすすめです。

無資格者より保育士の給料が安い?驚きの声も

「保育士資格を持っているのに、無資格パートさんより給料が低かった…」という話を耳にすることがあります。一見信じられないようですが、実際にそのようなケースが起こることもあるため注意が必要です。

通常、保育士には資格手当がつくため、無資格者より給与は高く設定されます。しかし、求人票をよく見ると「無資格フルタイム勤務」と「保育士短時間パート」では、時給換算で無資格者が上回る場合もあります。

「資格を活かして働きたいのに、待遇が見合わない…」と感じる方が多いのも現状です。

どうしてこんなことが起こるの?

理由の一つは、雇用形態の違いです。無資格者でもフルタイム勤務で社会保険加入対象になれば、時給や月給が高く設定されることがあります。一方、保育士資格者が短時間パート勤務だと、時給は資格手当込みでも低く抑えられることがあります。

また、自治体や法人によって、無資格者確保のために一時的に時給を上げる施策を取っているケースもあります。保育士不足に加え、人手不足対策として無資格採用枠の待遇を上げている園があることも背景にあります。

さらに、経験年数による加算が不十分な園では、資格を持っていても新卒扱いになり、結果的に経験豊富な無資格者より給与が低くなる場合もあるのです。

不安を防ぐために確認したいこと

こうしたミスマッチを防ぐためには、求人票の「資格手当」「時給・月給」「雇用形態」の3点を必ず確認しましょう。また、面接時には「無資格者との給与差」や「経験加算の有無」について質問しておくと安心です。

たとえば、「無資格者の方と時給差はどれくらいありますか?」「これまでの経験は給与に反映されますか?」と尋ねることで、入職後のモヤモヤを減らせます。

もし自分で交渉するのが不安な場合は、「保育士ONE」などの人材紹介サービスに相談するのも一つの方法です。条件交渉を代行してもらえたり、過去の実績から「この園は経験加算がつきやすい」といったリアルな情報も教えてもらえます。

自分の経験と資格を大切に

保育士資格を取得するまでには多くの時間と努力がかかっています。だからこそ、資格に見合った待遇で働けることはとても大切です。もし「無資格者より低いかも…」と感じたら、その園だけでなく、他の選択肢も視野に入れてみましょう。

転職は、「今の条件で妥協する」ものではなく、「自分が大切にしている価値観や経験を活かせる場を選ぶ」ことが重要です。あなたが納得できる条件で、やりがいを持って働ける園に出会えるよう、心から応援しています。

焦らず、でも妥協せず、自分の経験と資格を大切に選択していってくださいね。

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