
自分の子どもの行事(運動会、発表会など)に参加できる環境がある保育士の職場は、どのような施設や働き方を選べば実現しやすいのでしょうか?

ご自身の子どもの行事に参加できる環境を確保するためには、「短時間勤務・パートタイム」の雇用形態と、「行事の責任を負わない」業務内容の職場を選ぶことが鍵となります。
特に、企業内保育、病院の院内保育、または学童保育といった、シフトが柔軟で業務の性質上、行事担当が少ない施設が理想的です。
行事に参加しやすい職場の「3つの共通点」
自分の子どもの行事に参加するためには、その職場が持つ「行事への関わり方」と「シフトの柔軟性」が非常に重要になります。以下の3つの共通点を持つ職場を探しましょう。
担任制がなく、行事に直接の責任を負わない職場
- 一般的な保育園の正職員は、自分が担任を持つクラスの運動会や発表会には責任者として参加が必須となります。一方、学童保育や放課後等デイサービス、小規模な一時預かり施設などは、大規模な行事そのものがなかったり、あっても個別のクラス担任制ではないため、業務調整の相談がしやすい傾向があります。
- パートや補助職員として働く場合も、クラスの責任を負わないため、有給や調整による休みが取りやすくなります。
シフト勤務が基本となっている施設
- 企業の事業所内保育や病院の院内保育は、保護者の勤務時間に合わせて早番・遅番・夜勤といったシフト制が基本です。そのため、職員全体でシフトを調整する文化があり、「この日は午前中だけ休みたい」といった融通が効きやすい傾向があります。
- 逆に、一般的な認可保育園の正職員は、日中のコアタイム(9時〜16時)の固定勤務が求められやすく、行事のある平日の午前中に抜けるのは難しい場合が多いです。
子どもの年齢層が高い、または関わりが一時的な施設
- 学童保育(放課後児童クラブ)の対象は小学生が中心です。平日の勤務は午後から夕方がメインとなるため、午前中に行われる幼稚園や小学校の行事には比較的参加しやすくなります。
- ベビーシッターやイベント保育は、仕事を選ぶ自由度が最も高い働き方です。行事の日程がわかった時点で、その日の仕事を入れないように調整すれば確実に参加が可能です。
具体的な「行事参加しやすい」働き先の候補
【企業内・院内保育】
メリット:シフト制のため、希望休の相談がしやすく、大企業が母体の場合は福利厚生が充実していることがあります。行事が少ないか、小規模な発表会程度に限定されることが多いです。
ポイント:「行事の際に有給休暇が取れるか、シフト変更が可能か」を面接時に必ず確認しましょう。
【学童保育(放課後児童クラブ)】
メリット:勤務時間が午後中心のため、午前中の行事に参加しやすいです。小学生が対象のため、乳幼児クラスのような緊急性の高い突発的な対応が少ない傾向があります。
ポイント:学校の長期休業中(夏休みなど)は、朝から勤務になるため、この期間の調整方法について確認が必要です。
【短時間・補助パート職員】
メリット:大規模な認可保育園でも、クラス担任としての責任を負わないため、比較的休みが取りやすいです。1日4〜6時間勤務など、午前中や夕方のみの勤務を選べます。
ポイント:「行事がある日の勤務調整について、前例があるか」を正直に尋ねてみましょう。
【ベビーシッター・イベント保育】
メリット:働く日と時間をすべて自分でコントロールできます。行事のある日だけでなく、準備期間の休みも自由に調整できます。
ポイント:収入が不安定になりやすいため、安定収入と両立させる働き方を考える必要があります。
仕事のやりがいと家庭の幸せを両立するために
「子どもの大切な瞬間を見たい」という願いは、保育士として働くあなたにとって、仕事のエネルギー源にもなる、非常に大切な感情です。
保育士としての専門性は保ちつつ、勤務時間や役割を調整できる職場を選ぶことで、仕事のやりがいと家庭での幸せを両立させることは十分に可能です。
「行事に参加したい」という要望は、決してわがままではありません。ご自身のライフステージに合わせて働き方を変えることは、プロのキャリアを長く続けるための賢明な選択です。
柔軟な働き方を応援してくれる、あなたにとって最適な職場をぜひ見つけてください。
