
採用後に聞いていた条件と違った…保育士はどう対応すべき?

条件の後出しはトラブルのもと。まずは記録を整理し、冷静に園側に確認しましょう。納得できない場合は入職前に辞退も可能。
紹介会社経由なら仲介してもらえるケースもあります。
「そんな話聞いてない…」は意外と多い
保育士の転職でよくあるのが、「最初の説明では土日休みって聞いていたのに、入職が決まった後に『月1回土曜出勤あり』と言われた」「扶養内勤務のつもりだったのに、シフトが思った以上に多い」といった“条件の後出し”です。
このような状況に直面すると、「入る前から断るのは気まずい…」と感じる方もいますが、大切なのは“契約前”である今の段階で、しっかり確認しておくことです。
まずは事実確認と冷静な対応を
まずは、最初に聞いた条件と現在提示されている内容を整理しましょう。面接時のメモや、求人票、メール・LINEのやりとりなど、客観的に証明できる情報があるとスムーズです。
その上で、「最初に伺っていた条件と違うように感じるのですが…」と、やわらかく切り出すと良いでしょう。園側の説明不足や誤解によるミスであることもあり、明確な確認を経て納得できる形に収まるケースもあります。
納得できない場合は入職辞退も視野に
条件にどうしても納得できない場合は、無理に入職せず、辞退することも可能です。契約書を交わす前であれば、法的にも問題ありません。
紹介会社を利用している場合は、自分で直接言いづらいことも担当者が間に入って調整してくれます。たとえば「保育士ONE」では、条件の確認から再交渉、辞退の連絡まで代行してもらえるので、精神的な負担を減らすことができます。
また、今回の経験を踏まえて、次の園探しでは「書面で条件を確認する」「曖昧な点は都度質問する」などの工夫も意識するとよいでしょう。
あなたの「働きたい」を大切に
「せっかく決まったのに…」とがっかりする気持ちもあるかもしれませんが、不透明なまま働き始めてしまうと、あとでさらに後悔することになりかねません。
一番大切なのは、あなたが安心して納得のいく形で働けること。そのためには、自分の希望条件を明確にし、譲れないポイントはしっかり守る姿勢が必要です。
園との相性も人それぞれ。今回うまくいかなかったとしても、あなたに合う職場は必ずあります。焦らず、あなたらしく働ける場所を見つけていきましょう。心から応援しています。