
保育園の求人で、昇給がちゃんとあるかどうかってどうやって見分けるの?

昇給の有無は、求人票の「給与」や「待遇・福利厚生」欄、または園見学や面接での直接確認がポイントです。「昇給あり」と記載があっても金額や頻度はさまざまなので、納得できるまで確認することが大切です。
昇給あり=安心とは限らない現実
保育園の求人にはよく「昇給あり」と記載されていますが、実際にどの程度上がるのか、毎年昇給があるのかは園によって大きく異なります。
中には、数年に一度やごくわずかな金額しか上がらない場合もあり、「期待していたほどじゃなかった」という声も少なくありません。
こうしたギャップを避けるためには、「昇給あり」の文字だけを鵜呑みにせず、その中身に目を向けることが大切です。
求人情報を読み込むことはもちろん、気になる点は面接や園見学の場でしっかり確認しましょう。
求人情報から読み取れるポイントとは
求人票の「給与」欄に注目すると、「基本給の見直しあり」「年1回の昇給制度」など具体的に記載してある場合があります。
また、「昇給:年1回(人事考課による)」のように、昇給が評価制であることがわかる表現もあります。
ただし、こうした記載が曖昧な園では、昇給の実績が不明確なことも多いので注意が必要です。
気になる場合は、「これまでの昇給実績はありますか?」「前年度はどのくらい上がったか教えていただけますか?」など、具体的に質問することが大切です。
面接や園見学での確認のしかた
求人票だけでは分からない情報は、面接や園見学の場での確認が有効です。
園長や採用担当に直接聞くのは少し勇気が要りますが、「長く働きたいので昇給制度について詳しく知りたいです」と前向きな姿勢で聞くと、相手も丁寧に答えてくれることが多いです。
また、在籍年数の長い職員が多い園は、職員満足度が高く、昇給や待遇面も比較的安定している可能性があります。
職場の雰囲気や働いている人の表情も、安心して働ける環境かどうかを見極めるヒントになります。
自分が納得できる条件を見極めるために
昇給はモチベーションや将来設計にも関わる大切な要素です。だからこそ、「なんとなく大丈夫そう」ではなく、「ここなら続けて働けそう」と思えるだけの根拠を持って選ぶことが重要です。
もし、昇給制度が不透明だったり、説明が曖昧だった場合は、他の園と比較してみるのも良い判断材料になります。
「お金のことを聞くのは気が引ける」と感じる方もいますが、生活に直結することだからこそ、しっかり聞くことが自分を守ることにつながります。
納得感を持って就職・転職することで、安心して仕事に向き合うことができるようになります。