「のびのび保育」と「しつけ重視」、どっちが合う?

保育観・園の方針

「のびのび保育」と「しつけ重視保育」、どちらが自分に合うかどうやって判断すればいいですか?

自分の保育観や大切にしたい価値観によって合うスタイルは異なります。
見学や面接を通じて方針を確認し、自分が自然体で関われる園を選ぶことが大切です。

のびのび保育としつけ重視、どう違う?

保育園の方針は、大きく分けて「のびのび保育」と「しつけ重視」の2タイプに分かれることがあります。それぞれに良さがあり、子どもの育ち方や園の雰囲気にも違いが表れます。
のびのび保育は、子どもの自主性や創造性を大切にし、遊びを通じて学ぶスタイルです。一方で、しつけ重視の園は、挨拶や礼儀、集団行動の中でのルールを教えることに力を入れています。
前者は自由度が高く、保育士にも柔軟な対応が求められます。後者は秩序を保ちながら、決められた枠組みの中で保育を進める力が求められる傾向にあります。
どちらが正しいというよりも、自分がどのような保育をしたいかによって「合う・合わない」が決まります。

保育士の性格や価値観によって向き不向きがある

「自由に子どもと関わりたい」「子どもの発想を大切にしたい」と感じる方には、のびのび保育が向いています。一方で、「子どもにルールを教えることにやりがいを感じる」「集団生活の中で育ちを見たい」という方には、しつけ重視の保育が合うかもしれません。
自分の保育観に合わない方針の園で働くと、日々の業務にストレスを感じることもあります。「子どものやりたいことを止めるのがつらい」「自由すぎて指導のしどころがわからない」などのギャップが生まれることも。
面接や見学では、「園の保育理念」や「一日の過ごし方」を確認し、実際の保育の様子を見ることが大切です。また、職員の雰囲気からも、園の方針が自然と伝わってくることがあります。
「自分が気持ちよく保育できるかどうか」を軸に選ぶことで、納得感のある職場選びができます。

ライフステージや経験年数でも変わる「合う保育」

保育士としての経験やライフステージによっても、心地よく感じる保育のスタイルは変化していきます。
たとえば、若手のうちは、先輩の指導のもとでしっかりと型を学べる「しつけ重視」タイプの園で力をつけたいと思う人もいます。逆に、子育て経験がある保育士さんは「子どもの気持ちを尊重したい」という気持ちから、のびのび保育を選ぶこともあります。
また、時短勤務やブランク復帰を希望する場合、自分に無理なく関われる保育方針かどうかも重要です。「この園のやり方に共感できるか?」を自問してみましょう。
ライフスタイルや価値観の変化に応じて、自分に合った園を選び直すことも自然なことです。無理せず、今の自分に合う保育を見つけていきましょう。

方針の違いに悩んだときは、まず「自分」を大切に

「どちらの保育方針が正しいのか」と悩んでしまうこともあるかもしれませんが、大切なのは「自分が自然体で保育できるかどうか」です。
自分に合わない方針の園では、最初は頑張れても徐々に疲弊してしまうこともあります。無理を続けるより、自分が笑顔でいられる環境を選ぶ方が、結果的に子どもにも良い影響を与えます。
面接では、「園の理念に共感できるか」「子どもとどう関わっているか」をじっくり見聞きしてみましょう。曖昧な言葉ではなく、具体的な保育の様子を確認することが大切です。
どちらの保育方針にも魅力があります。だからこそ、自分にとって心地よく働ける場所を、焦らず見つけていってください。

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